ピアノに関するQ&A ー 演奏本番のコンディション5

「ピアノに関するQ&A」第37回目の投稿です。

 


 

Q:演奏会の時ミスをしないことより音楽性を重視することの方が大切でしょうか?

 

A:(講師  塩川)これは音楽の世界ではとても頻繁に上がる議題です。

私個人としては疑問に思うところがあり、完璧にミスがない演奏は音楽性に乏しい、ミスはあるものの音楽性に富んでいる、といったような両極端な二択を迫られることが多いのは何故だろうといつも思います。冷静に考えれば、出来る事ならミスをせず音楽性にも富んでいる方が良いに決まっています。

例えばその曲の主題となる大切なメロディー部分で隣の音に擦りでもしてしまえば、いくらそこまで感性豊かに演奏していたとしても、聴く側としてはその瞬間に多少なりとも興醒めしてしまいます。勿論ある程度のミスは人間である限りヒューマンエラーとして仕方のないことではあります。ただ、それでもできるだけミスの無いように丁寧に仕上げることが、本人の音楽性を最大限に発揮させるための重要な基礎部分だと思います。

テクニックを魅せるのも音楽性の内であり、音楽性の表現もテクニックの内です。

 


 

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ダリ・インスティテュート「ピアノ教室」
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