ピアノに関するQ&A ー 特定の楽曲について(バッハ)

「ピアノに関するQ&A」第88回目の投稿です。

 


 

Q:バッハのフーガを弾く際は初めから全部の声部を合わせるか、声部を分けて練習するか、どちらがよいのでしょうか。

 

A:(講師  塩川)平均律クラヴィーア曲集などによく見られる悩みですが、バッハ作品というのは新しい曲の場合楽譜を開いていきなりピアノで練習し始めるのではなく、まずは時代背景や楽典的知識、対位法や和声法等を駆使して作品の理解を深めることが第一であると思います。

平均律のフーガであれば、まず声部がいくつ存在するのか、主題や第二主題の出現位置、またフーガだからといって対位法的な考え方ばかりでなく、和声的側面から曲を解釈し、現代ピアノのような単一鍵盤の楽器で演奏することによる複雑な音型部分の運指を前もって考慮することも行って、それらをある程度消化した上でようやく楽器を使っての練習となります。

弾く際も、ルーチンワークのように声部毎に練習→声部を合わせて練習、のような単調な反復作業ではなく、常に演奏の中に論理性を備えたインテリジェントな練習を心掛けた方がよいでしょう。

 


 

ブログを読んだ上での感想、また質問してみたいこと等あれば是非ともこちらよりお便りください。

 



ダリ・インスティテュート「ピアノ教室」
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。